第22回 ゴルフ5レディス、
運命の最終日、決勝ラウンド。
昨日までとは打って変わって天候は晴れ、風はないと言ってもいいほど。
徐々に増えていくギャラリーの中
予選通過の計54選手がそれぞれの想いを胸に
スタートしていった。

5アンダー・下川めぐみの単独首位で迎えた最終日、
序盤で魅せたのは笠りつ子だった。
笠は2番から3連続バーディを奪い単独首位に躍り出た。
しかしその後、下川が5・6番を連続バーディとして追いつき、
1つ前の組のO.サタヤも6・7番連続バーディで追いついて三つ巴。

ところが続く8番ショートで笠がまさかの池…
「このホールがすべてだった」と笠は振り返る。
このWボギーが響き、笠は脱落。

逆に勢いに乗ったサタヤは、9・11・13番と立て続けに伸ばす。
本当にここは難コースかと疑うほどの勢いだった。

下川も10・13番でバーディを奪い必死で喰らいつくが、むしろ差は開いていく。

サタヤは16・17番でも連続バーディを奪ってとどめを刺した。
ノーボギーで粘っていた下川も力尽き、17・18番をボギー。
「ガンガン行こう作戦が失敗した」と下川が言う。
でもその攻めた気持ちは確実に次につながり、
近い将来初優勝を手にすることだろう。

実は、優勝争いが三人によるものに見えるが、
そこに加わろうという素晴らしいプレーをした選手もいた。

現在賞金ランキングトップのキム ハヌルは5バーディノーボギーで
17位タイから3位タイまで順位を上げたし、
上田桃子は14番まで5バーディを奪い迫ったが
15・18番でボギーを叩き5位タイに終わった。

ほかに岡山絵里は6バーディ1ボギーで35位タイから13位タイに。
ディフェンディングチャンピオン・穴井詩も意地を見せ、
3連続を含む8バーディを奪い、42位タイから18位タイに順位を上げた。

ただこの日のサタヤはそれらを上回る最高ののゴルフをした。

昨年はシード落ちに加え、QTにも失敗し73位。
今週はタイに帰ろうとしたがあきらめずウェイティング。
体調不良欠場者が出たこともあって今季5試合目の出場が叶った。

そしてウェイティングからの優勝。これはツアー制度施行後、初の快挙となった。

日本ツアー2勝のキャリアを持ちながら、今季はステップアップツアーが主戦場だった。
練習に練習を重ねながらも涙が自然と湧いてくることもあったという。

優勝インタビューでは、
かたことの日本語ながら、この試合に懸けた想いと、大いなる喜びが伝わり
表彰式まで残ってくれたギャラリーも感動し、そして喝采で祝った。


こうして大会初開催となったGOLF5カントリーオークビレッヂでの戦いは
O.サタヤの奇跡的な偉業で幕を降ろした。


今年も熱いご声援、誠にありがとうございました。

この難コースで誰も想像しなかったスコア「64」を叩き出し、最高の笑顔で喜びを表したO.サタヤ
3日間自分に負荷をかけて、前向きに戦った下川めぐみは悔いなし!
今季絶好調のキム ハヌルは、ベストを尽くしぬいて見事ベスト3フィニッシュ!
池に泣いたが、もうひと転がりでバーディというのをいくつか逃した笠りつ子の視線はすでに次週!

ギャラリーを魅了した上田桃子も伸びる首位には及ばず5位タイ
15番でOBを叩いてしまったが、そこまで1イーグル3バーディと魅せた鬼頭桜
スタートで躓きながら4バーディで巻き返し5位タイに入った藤本麻子

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