第17回大会

優勝 アン ソンジュ

初出場のアンソンジュが、貫禄の2週連続優勝。

初日、首位に立ったのは、プロ7年目でツアー未勝利の福田裕子。そして予選2日目、有村智恵が7バーディを奪い独走態勢に入るが、3年前と同じく18番でWボギー。有村のリードはわずか1打。2位タイに、大会初出場となる昨季までの2年連続賞金女王アン ソンジュ、木戸愛、黄アルムの3人。2打差には、李知姫、服部真夕ら4人、3打差にはウェイ ユンジェら4人がつける大混戦。

迎えた最終日、組が違う李知姫・アン ソンジュ・有村智恵の3人が順に1番からバーディを奪い好スタート。李知姫が2番3番も連続バーディを奪うと、負けじとアンが3番から3連続バーディを奪いあっさり単独首位に立つ。その後、李知姫は10番でイーグルを奪うと、続く11番もバーディで1打差に迫れば、有村も10番12番で伸ばし1打差に迫る。

すると、アンは14番でこの日初めてのボギーを叩き、3者が再び肩を並べると、16番でバーディを奪った馬場も加わり、4者が終盤で並ぶ。しかし、流石のアンはボギーの後の15・16番を連続バーディで再び単独首位に立つ。だが、ドラマはまだ終わらない。みずなみ最難関17番でアンがボギーを喫すると、直後に李知姫が最終18番で執念のバーディをねじ込んで追いつく。

それでも貫禄の女王アンは動じず、最終ホールでバーディを奪い、思わず両手を上げガッツポーズ。最終組の有村の2打目がカップインしなかった瞬間、アンの2週連続優勝が決まった。

こうして、白熱のデッドヒートとなった今年の大会もギャラリーの大喝采に包まれ、幕を閉じた。