第11回大会
まさに激闘のプレーオフ、ウェイ ユン ジェが涙の復活V。
最終日は、2日目に首位に立ったペジェヒを、絶好調の大山志保、女王・不動裕理、そして初優勝から3年優勝のないウェイユンジェが追い、スコアボードがめまぐるしく変わる展開。そして16番、ついに不動が単独首位に立つ。最終18番、2打目が出すだけのピンチに見舞われた不動は、そこから1.5mにつけるスーパーショット。誰もが不動の大会3連覇を確信した。だが、これを外し、大山・ペ・ウェイとの4人によるプレーオフに突入する。
1ホール目にペ、3ホール目に大山が脱落。4ホール目、バーディを逃した不動に対し、ウェイはミラクルなパーパットを沈め運命の5ホール目へ。その勢いで、完璧なアプローチでパーを獲ったウェイが、バンカーから寄せ切れなかった不動を下し、1時間半にも及ぶ激闘に終止符を打った。
初優勝以来苦しんだ腰痛と2年連続2位の悔しさを晴らしたウェイは、感謝と喜びの涙で頬を濡らしながら、最後まで声援してくれた大ギャラリーに笑顔で応えた。