第31回大会

優勝 福田 萌維

雨中の激闘プレーオフを制し、福田萌維がツアー初V!

第31回ゴルフ5レディスが岐阜県瑞浪市ゴルフ5カントリーみずなみコースで開催された。ここ2年は雨により2日間の短縮競技となっていたが、初日と最終日の午後以外は雨は降らず、無事に3日間の開催となった。

大会初日、雨で重くなったグリーンのせいか、序盤から伸ばし合いの展開。スタートから3連続バーディーの菅沼菜々を筆頭に都玲華は4連続、金田久美子は5連続、後半では青木瀬令奈も5連続バーディーを奪い、8アンダーというビッグスコアで単独首位に立つ。1打差に上野菜々子、2打差で福田萌維がつける。

大会二日目は快晴の下でスタート。この日は最終組の8組前の木戸愛が前半だけで6バーディーを奪い、首位に並びかける。すると最終組の福田も並び首位は3人に。福田は6・7番を連続バーディーとして抜け出し、8番で木戸に並ばれるも9番でバウンスバック、再び単独首位に立つ。そこからは並ばれることなく11アンダーでフィニッシュ。2打差の単独2位には、ルーキーで福田と同学年の鳥居さくらが。3打差には青木・木戸に加え、この日8バーディーノーボギーの仲村果乃と、安田祐香、髙野愛姫、阿部未悠の6人がつけ、最終日のデッドヒートを予感させる混戦模様となった。

迎えた最終日、当然注目は最終組の福田対鳥居の同級生初優勝争い。しかし、初の最終日最終組の二人は対照的だった。波に乗れない鳥居をよそに、福田は2・3番、5番から3連続バーディーと着実にスコアを伸ばして行った。しかし、猛追する選手が現れる。首位と6打差スタートで最終組の5組前のウーチャイェンが前半だけで7バーディーを奪い12アンダーまで伸ばせば、1組前の三人、安田と髙野は前半で5つ、木戸は6つ伸ばし、勢いに乗る。

さらに、髙野が10番でイーグルを奪い1打差に肉薄すれば、福田もバーディーで引き離す。スコアはついに大会レコードタイの17アンダーに到達。初優勝のプレッシャーを感じさせない堂々たるプレーに誰もが逃げ切りを予感した。ただ、福田はキレのあるショットで13・14・16番とバーディーチャンスにつけながら次のバーディーを奪えない。そんなモヤモヤもあってか、みずなみ最難関の17番でセカンドショットを左のレッドペナルティエリアに打ち込みダブルボギー、先にホールアウトした木戸愛と並ぶ。勝負の行方は4年ぶり11度目となる雨中のプレーオフへと突入する。

1ホール目、右のラフに入れた木戸を待つ間に福田はロングテールを巻き上げ集中を高める。しかし共にパー、2ホール目も共にパーで決着が付かず、3ホール目へ。カップが切り替えられ、さらにティーグラウンドが一段下に変更。ティーショットを3回ともフェアウェイに置けなかった木戸に対し、福田はフェアウェイから手前5mにつける。福田はこのバーディーパットをねじ込み勝負あり。レギュラーツアー25戦目で福田が見事ツアー初優勝を果たした。

最多バーディー賞は、大会タイ記録となる20個のウーチャイェンが、ベストルーキー賞はもちろん福田が受賞した。こうして雨中のプレーオフを最後まで見守ったギャラリーの大きな喝采と共に大会は幕を下ろした。