JLPGA大会情報・速報

 本日、第31回を数えるゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントが2年ぶり20度目の開催となる岐阜県瑞浪市のゴルフ5カントリーみずなみコースで開幕した。朝から小雨が降ったり止んだりが続き、時には強くなる雨天であったが、中断することもなく全組が無事にホールアウトした。

 雨で重くなったグリーンのせいか、スコアは序盤から伸ばし合いの様相を呈し、ビッグスコアを予感させる展開となった。中でも、スタートから3連続バーディーを奪った菅沼菜々。加えて六車日那乃、佐久間朱莉、福田萌維も3連続。都玲華は2番から4連続。圧巻だったのは金田久美子が5番から5連続バーディーを奪い前半を「30」でまとめ、逆に青木瀬令奈は後半の11番から5連続バーディーで「30」を叩き出す。その青木瀬令奈が最終18番でバーディーを奪い、大会コースレコードにあと1打に迫る「64」、トータル8アンダーで単独首位に立った。

 1打差の単独2位には、ロングではバーディーなし、ショートホールで3つのバーディーを奪った上野菜々子が7バーディーノーボギーの「65」。2打差の単独3位には、序盤の5ホールと終盤の5ホールはパーながら、6番から13番の中盤8ホールで6つのバーディーを奪った福田萌維が自己ベストタイの「66」。優勝経験のない二人が追いかける展開。

 この後ろには、3打差の5アンダーグループに、ディフェンディングチャンピオンの荒木優奈、阿部未悠、佐藤心結、アマチュア時代から出場を重ね、最もこのコースを知る金田久美子、ツアー初優勝を狙う竹内美雪とルーキー・鳥居さくらの6人。さらに、4打差グループには、2週連続Vを狙う佐久間朱莉、好調の安田祐香・菅沼菜々、今季初Vを成し遂げた倉林紅と吉澤柚月、ツアー2勝目を目指す蛭田みな美・髙野愛姫・稲垣那奈子、ツアー初Vがほしくてたまらない小林光希・政田夢乃・都玲華、計12名。出遅れた年間女王を狙う菅楓華は7打差、河本結は8打差から巻き返しを狙う。

 明日の天気は晴れ時々くもり。“優美にして、手強い”みずなみコースの本来の難しさが選手たちを苦しめるかもしれない。珍しく棄権選手がゼロだった今日より気温差も5℃以上高くなりそうだ。さぁ2日目はどんな展開になるだろうか?白熱の戦いへ期待に胸は躍る。

青木瀬令奈は16年前、17歳でベストアマを獲ったこのコースで真のクイーンになるチャンス到来!

今年6月ステップアップツアーで初Vを手にした20歳の福田萌維。現在メルセデスランキング51位、シード権、いやツアー初Vを引き寄せたい。

昨年の優勝は違うコースで2日間だったから“ディフェンディング感がない”という荒木優奈。今季2位4回!ツアー2勝目は大会連覇か?!

18年前このコースでアマチュア最後の年に6連続バーディーという大会記録を作った金田久美子。10番ロングでタイ記録を逃したが、アマ時代から12度目のみずなみで3勝目を目指す!

大会2日目、予選第2ラウンド。昨日とは打って変わって晴天の下で第1組がスタートし、全組がホールアウトした。前回、前々回と雨の影響で2年連続2日間短縮競技となっていただけに3年ぶりに本来の3日間競技となり、明日の決勝も無事に開催となりそうだ。

 今日スコアボードを大きく動かしたのは、最終組の8組前3アンダースタートの木戸愛だった。木戸は前半を6バーディーノーボギーで首位・青木瀬令奈を捉える。さらに、最終組で2打差3位スタートの福田萌維もスタートからの連続バーディーで並びかける。福田はその後も6・7番と連続バーディーで2桁アンダーに到達し単独首位に。8番で落とすも9番ですぐさまバウンスバッし、前半で10アンダー。

 後半戦、10番ロングで伸ばした木戸が1打差の9アンダーに迫り、10番まで4バーディーノーボギーの安田祐香が8アンダー単独3位、7アンダー4位タイに青木瀬令奈・鳥居さくら・佐久間朱莉がつける。7アンダーグループにはさらに髙野愛姫・吉本ここねが加わり混戦模様。

 さらにルーキーの鳥居さくらが10番でイーグルを奪い、一気に9アンダー、2位タイに浮上。しかし、福田も稼ぎどころの10番でしっかりバーディーを奪い、11アンダーにすれば、安田祐香も負けじと13番でバーディー、9アンダーで木戸・鳥居と並び2位タイに。一方の福田は、12番ショートで右の林に入れボギーを叩くがすぐにバウンスバックし、首位は譲らない。

 結果的には、福田は14晩以降パープレーで11アンダー、2位には、16番で1打差に迫りながら最終18番で今大会初ボギーを打った鳥居さくらが9アンダー。3位タイの8アンダーグループには、今日のベストスコア「64」で一気に急浮上した仲村果乃、安田祐香、木戸愛、髙野愛姫、そして今日3つ伸ばした阿部未悠、パープレーに終わった青木瀬令奈の6人。4打差7アンダーには、吉本ここね、小林光希、金田久美子、佐藤心結の4人。注目された2週連続Vがかかる佐久間朱莉は6打差の18位タイ、連覇がかかる荒木優奈は5打差13位タイグループと、共に1つしか伸ばせなかった。

 いよいよ明日は最終日、ジャスト50人に絞られた決勝ラウンド。優勝は何打差以内に絞られるだろうなんて言えないのがゴルフ。それぞれがそれぞれの想いを抱え、目標に向かいながら、一打一打に集中する。それらがきっと熱いデッドヒートを生むに違いない。どうぞご期待ください。

自己最高位は5位タイ、勝てば和歌山県出身初の優勝者となる20歳の福田萌維。

19歳の鳥居さくらは、今季16試合ながらTOP10が3回。福田とは関西出身・同学年・共に初の最終日最終組対決となる。

勝てば14年ぶり2勝目となる木戸愛。その間5年連続シード落ちも経験した。年女が再び花を咲かせるか?!

2日間とも5バーディー1ボギーという安定感の安田祐香が、自身初のシーズン2勝目を狙う。

       
     

 大会最終日、決勝ラウンド。朝は曇り空のもとで第1組がスタート。午後になって雨が降り始めるという一日となったが、“最後”まで中断もなく無事に大会は開催された。

 今年は、はっきり言って例年のようにめまぐるしく首位が入れ替わったり、追いついたりのデッドヒートではなかった。追いかける選手たちが伸ばせなかった訳では決してない。むしろアグレッシに伸ばし続けたから非常に面白かった。2打差の単独首位でスタートした福田萌維は、大きなピンチもなく前半を5バーディーノーボギー。5組前のウーチャイェンが前半を「29」で回っても追いつけない盤石の、ツアー未勝利とは思えない落ち着きだった。

 福田は後半に入り、10番もバーディーを奪い、いよいよ大会レコードタイとなる17アンダーに到達する。誰もが記録更新、コースレコード「63」も見えてきたと誰もが思った。しかし、13・14・16番のバーディーチャンスを逃すと、最難関17番ミドルのセカンドを左の林に入れ、まさかのダブルボギー。先に15アンダーでホールアウトしていた木戸愛と並んでしまう。これを引きずってしまうと最終18番も危うくなるのがみずなみコース。しかし、福田は難しい下りのスライスラインのファーストパットと返しのパットを沈め、木戸とプレーオフが決まる。

 雨中のプレーオフと言えば、20回大会のイボミvs成田美寿々の5ホール、23回大会の申ジエvs小祝さくらのプレーオフ中の1時間半の中断という長時間決戦が思い出される。勝負は18番ミドル。1ホール目は、木戸が右ラフ、福田がフェアウェイに置いたが、共にパー。2ホール目は、木戸が左ラフ、福田はさらに左のカート道にスタンスがかかる位置に行くも、またしても両者切り抜けてパー。3ホール目、カップ位置が切り替わり、ティーグラウンドも1段下に変更。ドライバーに切り替えた木戸は、また左ラフに入れ、セカンドはかなりのつま先下がりの屈んだ姿勢。そこからグリーンを少しこぼす。一方の福田はフェアウェイをキープし、ピン手前4mにオン。先に打った木戸のアプローチは微妙な距離が残る。しかし、福田のバーディーパットが見事カップに吸い込まれ勝負あり。プロ2年目の福田萌維が、昨年の荒木優奈に続き、ツアー初優勝を飾った。

 攻めて伸ばし続けた木戸愛をはじめ、1打差14アンダー3位タイのウー チャイェン、安田祐香、髙野愛姫、小林光希。3打差の12アンダーのイミニョン、仲村果乃。まさにバーディー合戦だった。さらに4打差の11アンダーにはこの日ワンオンチャレンジ化した9番ミドルでイーグルを奪った佐久間朱莉、連覇を目指した荒木優奈、阿部未悠、吉本ここね、ささきしょうこが入った。福田と共に初の最終日最終組で、同学年のルーキー鳥居さくらは波に乗れず27位タイに終わった。

 雨の中のプレーオフにもかかわらず、最後までアツい声援を送り、結果を見届けてくれたギャラリーの喝采に包まれ、また新たな歴史を作った今年の大会は幕を下ろした。

    

初の最終日最終組にもかかわらず、スタート時はリラックス、プレーは堂々の福田萌維。しかし17番のWボギーは若さゆえ?!初優勝おめでとう!!

スタートから表情に気合いを感じた木戸愛は、前半は攻めて6バーディー、後半も1バーディーながらボギーフリーで耐え抜いた。

前半6バーディー1ボギー、10番でイーグルで勢いに乗りかけた髙野愛姫も17番のボギーで失速、1打及ばず3位タイ。

11番でつまづいてリズムが狂ったものの、7バーディー1ボギーで3位タイの安田祐香。シーズン複数回優勝もきっと近い。

最終日にコースレコードタイの「63」で回り、1打差3位タイに入ったウー チャイェンは最多バーディー賞を獲得。

16番まで8つのバーディーを積み重ね、追い続けた小林光希は17番でボギー。1打及ばず3位タイ、ツアー初Vはまたしてもおあずけとなった。